非常のひと

工業系人間の日常。DIY精神で自分でやれば工具が手に入って、作業も楽しめて2倍お得。

大阪モーターショー2017(主に3列シート車とラゲッジ比較)

f:id:tat2_show:20171211123937j:plainかろうじて開催されましたという印象がある大阪モーターショーですが
東京に行けないので行ってきました。
今回も前回
www.gen9.net
と同様コンセプトを決めて見てきました。主に3列(6人以上乗り)シートとそのラゲッジについて比較してきました。

実際は車乗り換えてしまって、乗り換え目的ではないのですが、今の新車は未来の中古車ということで備忘録として残して置くことにします。

テスラ モデルX

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いきなり、まあ買わない(買えない)だろうですが、あんまりじっくり見る機会がなく折角の機会なのでじっくり見てきました。

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モデルSにもベンツワゴンに存在する、「後ろ向きに座るチャイルドシート」があるんですが、展示車では見たことがない幻のオプションと化してます。
(写真はテスラホームページhttps://www.tesla.com/jp/models/designから転載)

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テスラといえば、でっかいモニターですが、モデルXにも当然ついてます。

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フロントフードにトランクがついてまして、Bセグハッチ程度には容量があります。

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3列目ですが、ヘッドクリアランスが、176cmの自分にはギリギリかなというところ。

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足元は2列目を少し前にしてもらえばそこそこスペースが確保できます。
3列目でも椅子自体のサイズが大きいので、座ってしまえば明るい内装もあって居心地は悪くないです。3列目へのアクセスはガルウィングのおかげもあって、乗り入れ間口は大きく、ウォークスルーもできるので悪くはないです。

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ラゲッジスペースは車体の大きさもあり結構ありますし、フロントトランクもあるので意外と真面目に作ってます。

全体の作りは家電っぽいんですが、スイッチなどは気がきいていてユーザーインターフェースがわかりやすいです。反面、ドアのシーリングなんかは貼り付けてあるだけで中長期的な視点での耐久性については、まだまだだなと感じる。

確かにコレ、お金持ちで新しいもの好きであれば惹かれる気持ちもわかりますね。

3列目使える度:○
ラゲッジスペース(3列使用時):○

マツダ CX-8

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ミニバン終了宣言をした今、唯一の3列シート車となる見込みのCX-8

残念ながら駄目だこりゃって印象です。
自分的にはMPVの欠点はラゲッジスペースが全長の割に小さいってことだったと思うんですが、CX-8は全長を5mオーバーってことで全長を伸ばすことで力技でカバーしてきたかって思っていたのですが、

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3列目の位置はごらんの通り、ここで
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でラゲッジがコレ
見た瞬間、小さっ!って声が出ました。

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アンダーラゲッジも小さい。
デザイン重視なのはいいと思うんですが、その割り切ってる分を取り戻す努力が皆無なのが、いつも残念です。

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3列目を倒すとフラットになるものの、対して積めそうにはないかなあ、比較的荷室長が長いのでゴルフバックが縦に積めるくらいですかね。

実際に座ってみた感じは、3列目の座面が比較的高いおかげと2列目への足入れ性が良いおかげで、2列目最後端でも膝角が直角になりながらもそこそこ座ってられます。

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内装は全体期に力強い感じで囲まれ感をだすためシフトゲージ周辺を高い位置に据付てSUVっぽいイメージを強調していてなかなか良いです。

競合車としては、XC90あたりなんだろうけど、プアマンズXC90にならないことを祈ります。

3列目使える度:○
ラゲッジスペース(3列使用時):△

レンジローバー ディズカバリー

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いわゆるディスコ4ってやつです。

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3列目より後ろのラゲッジは謎の敷板もあり、ほとんど使用できない感じです。
3列面背面は、もろ荷板ですがこれはコレで合理的で好きです。

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ボディ形状が四角いおかげと大柄なシートと高い座面のお陰で余裕があります。
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荷物は別として普通に3列シート車として使えそうな感じです。

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3列目と2列目が電動で出し入れ可能なんですが、2列目が少し前倒れになりスペースを確保しつつ3列目が倒れるとか、倒れる途中に後ろのドアがあくと格納がキャンセルされて戻るなど、なかなか芸が細かいです。
 なんせ動きが遅いのと、動作スイッチが、どの椅子なのか分かりにくい。レスポンスが悪いので押した後、間違ったかなと隣のスイッチを押したぐらいに動き始めるので、正直いらんなあって感じです。ワンボタンで全部の椅子が倒れるとか戻るとか、いっそソッチのほうがいいような気もします。マツダのからくりシートの方が使い勝手は良さそう。

3列目へのアクセスについても、2列目がウォークインしないためこの手の車では一番最悪でした。
体が硬い人はやめた方がいいです。

3列目使える度:○
ラゲッジスペース(3列使用時):X

ボルボXC90

全体写真撮り忘れ
SUVが続きます。評判がよく、各国の賞を軒並み受賞のXC90。XC60はCOTYに決まりましたね。

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まずは2列目のビルドインチャイルドシートを試しました。
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座面を引き上げることができて、シートベルトが子供にとって適切な位置になります。
仕組みとしてはなかなか良くできてます。実際にはヘッドサポートもないし緊急用ですね。
お友達を乗せるのに、とりあえずの使用用途がよさそうです。股下のレバーで操作できてしまうので、子供は座りながら上げたり下げたり遊び壊しそうなのは間違いないアイテムです。結論としてはブースターシートでいいんじゃね。

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3列目ですが、こやつも位置関係としてはマツダCX-8と同じでリアがしぼまれていて、頭はCX-8よりも厳しかったです。ただ足元は3列目座面が高いのと2列目への足入れ性が良いので思ったよりも余裕があります。

3列目へのアクセスですが、2列目がウォークインするのでディスコ4よりもマシですが、なんか椅子のスライドラッチが最前端で固定されてしまって、結局どう治すかよくわかりませんでした。

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ラゲッジに関してはCXー8よりも両サイドが確保できていて、形状も四角いのでなんとか使えそうです。こういう努力がマツダに欲しいです。

3列目使える度:△+
ラゲッジスペース(3列使用時):△+

三菱 アウトランダー

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エクリプス登場に伴い、なくなると思ってますがなぜか、PHEVでもなく普通のガソリン車が展示してありました。会社はアレですが、現場レベルは国産メーカーの中ではスズキについで、キチンと展示していたメーカーと思います。
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前回の展示と内容は同じなので、詳細は割愛。
3列目は頭は余裕があるが、足元が結構きゅうくつ。、
PHEVに3列があれば。いろいろ使える車になったはず。

3列目使える度:△
ラゲッジスペース(3列使用時):△+

メルセデス Vクラス(ショート(ノーマルボディ))

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今回、一部のおっさんと孫を引き連れた初老の方から熱い視線を集めていたVクラス
展示はロングかラウンジが多いので、ノーマルのこのタイプの展示はなかなかないので良かったです。

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対面対座ができるのは、ノーマルではVクラスだけというだけあって確かに頭の中でいろいろ使用用途を想像できて楽しい。シートが重いので一人ではできないのが欠点ですがシート組み込みのシートベルトが必要な強度を考えるとコレくらいは重くなるんでしょう。

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3列目使用時のラゲッジは流石にショートだとミニマムですが、ボディバリエーションがあるので文句は言えません。

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欠点は、いかついオラオラ感の強い外観と乗ると商用車がベースなので、乗用車の乗り味を期待するとがっかりするのと、お値段が高いことぐらいですが(笑)。
 先代モデルは中古がとっても安くなるので、このモデルも期待しています!。
 ボディサイズ、エンジン、トランスミッションとほぼ自分としては理想の組み合わせです。税金さえ割り切れれば、先代3.5Lモデルをお安く買うのは最後まで悩みました。
 皆さん、シルバーや黒ではなく色物を買いましょう!。緑なんか品が良くて好きです。

3列目使える度:◎
ラゲッジスペース(3列使用時):△

プジョー5008

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中身はグランドC4ピカソと同じなので、割愛。このクラスでほぼ唯一といっていいほど
まともな3列車です。先代は中古がお買い得なので、とっても悩みました。
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 今作は、内装が最近のプジョーらしくきらびやかで、高級感が好きな人はピカソと悩むことはなさそうです。先代やピカソにある道具感は少し薄れてしまいましたが、住み分けという意味ではいいんじゃないでしょうか。

3列目使える度:△+
ラゲッジスペース(3列使用時):△

その他(3列シート車じゃないけど、気になるもの)

シトロエン C3

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座った瞬間、あーフランス車の椅子だなって感じます。それだけでもう良かったです。

フィアット500X

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500Xなんですが、そうじゃなくて500Lは入らないんですか?って聞いてみました。
500のストレッチバージョンで本国では3列がオプションであるんですよ。
実は導入直前までいったたが取りやめになった。500Xがでたので、もう入ることはないと思いますとのこと。500Xあんまり売れてなさそうに見えるんだが、500Xは他社と競合しすぎたり、自分とこのパンダと被ってるように思うんだが残念。

日産スカイライン

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GT-Rじゃなくて、普通のやつ。歴代スカイラインの中でも品が良くて好きです。

ホンダシビック

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一応、ステップワゴンやオデッセイも展示してあるのですが、そちらは特筆することもないので割愛。
シビックも取り立てて思い入れはないのですが、履いてるタイヤがミシュランのプライマシー3だったので、シビックもあちらの人になっちゃったなあって感慨深いです。NSXはコンチネンタルでした。ホンダのブースはなんかスカスカだったのが印象的です。
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 市販の新型カブくらいさわれるようにしましょう。

スズキ V-STORM250

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3列車がないので、今回は特に書くことがないのですが、展示で一番力が入っていたのがスズキだったと思います。メーカーとして勢いがある雰囲気を感じます。
バイクなんですが、注目度が高かったです。650のスケールダウン版かと思っていたのですが、実車はなかなかボリューム感があって質感も悪くなくていいです。
 この手のバイクはヤマハのツーリングセロー一択でしたが、これと悩む人が多そうですね。車重も180kg程度となかなか軽く仕上がってるのもいいです。

総評

 ルノーVWどこだっけと思いきや、なんと展示なし。VWはまだしも、ルノーは日産の隅っこぐらいで展示すればいいのに。新型メガーヌが見たかった。
 次の開催が怪しいくらいメーカーが参加しなくなった大阪モーターショーでしたが展示してもらえるだけありがたいと考えるのか、それならいっそいらないと思うか微妙なラインですが、メーカーとユーザーがつながるいい機会と考えてショー的な感じは縮小していいので製品をよく知ってもらう機会と考えて、展示員さんに詳しい人を置いて欲しいと思う次第でした。

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