非常のひと

工業系人間の日常。DIY精神で自分でやれば工具が手に入って、作業も楽しめて2倍お得。

天井に排気ファンをつけて、快適生活

注意:電気配線を加工するため電気工事士の資格が必要です。

どうして付けようと思ったか?。

我が家は構造的に玄関で暖められた空気が、階段を伝わって2階が暑くなります。
真夏は窓を開けてもなかなか温度が下がりません。むしろ、外の熱気を取りれてるような感じもしますし、天井も触って見るとほのかに温かい感じもします。
一応、天井裏の廃棄には気をつかい棟換気という屋根の天面にとりつけるタイプの換気口を設けています。


最初は天井裏に撹拌ファンか、軒下に排気用のファンでもつけようかと考えていました。
いろいろ調べて見ると、室内から天井裏に吸い込むファンが三菱電機から発売されていました。

これならば、2階の熱気を天井に排出して、天井裏の熱気も撹拌でき、まさに一石二鳥です。
非使用時には、ファンのシャッターが閉じるため天井裏からホコリがおちてきたりしません。

下調べ

 点検口から屋根裏に上がります。
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泥棒返しの斜めの板が、効果的に移動を邪魔してくれますが取り付け予定の場所まで来ました。階段そばの場所に決めます。

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天井の石膏ボードは、アルミの角パイプが30cm程度の感覚で固定されていて、そのパイプに固定されていました。パイプの幅がまちまちで、排気ファンが取り付け可能な幅があったのは1箇所だけだったので、位置は強制的に決まりました。

加工します。

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 天井裏からドリルで大まかに穴を開けます。

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 そのあと、天井下からジグソーで一気に開けます。
そこそこ養生してましたが、石膏ボードの粉が飛び散り服や周りがエライことになります。
おまけに掃除した掃除機の中身もエライことになりました。

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はめ込み完成

電気配線します。

電気工事士の資格がいるため、いろいろ割愛します。

 電源は天井裏でコンセント用の電源から分岐させました。


スイッチはこれをつけました。タイマー動作でON,OFFができ手動でもON、OFFできます。

形はブサイクですが、機能としては満足。
もともと床下排気口のファン用みたいなので、用途としてはバッチリです。


騒音について

騒音については、電源ON,OFF時にファンのシャッター開閉音がそこそこします。
換気扇のON,OFFのシャッター音とほぼ同様です。

ファン自体の騒音については、無音というわけにはいきませんが、ファンとしてはかなり静音だと思います。トイレによくついている換気ファンよりは若干大きめの音がしますが、エアコンの駆動音に比べると、大分静かに感じます。
 ただし、設置状況によってかなり変わるように思います。固定が石膏ボードのみで振動が吸収できなかったり、排気口周辺に風で騒音がでるような環境だと音が響くようになります。
 我が家の場合、固定はアルミフレームそばでしっかりしていたのと、排気口周辺はグラスウールがあるため風でたなびいていてバサバサと音がでるので、排気口周辺をプラダンで抑え込みました。(写真撮り忘れました)

効果について

肝心の熱の排気性能については一気にというわけではなく、つけはじめて1時間くらいたつと、熱が抜けてるなあと感じます。モワッとした熱のこもりがあった場所がなくなりました。寝室で家族で寝ているときも、部屋にこもってる熱が抜けていくなあって感じます。
快適です。

意外な効果としては、空気がきれいになります。
ファンの下にいると空気がきれいな場所にいるってなんとなく感じます。
我が家の場合、1Fのキッチンとダイニングで揚げ物なんかすると換気扇をまわしていてもしばらく匂いが残ってると思うことがあるんですが、2階に通じるドアをあけておくと匂いが一気に引いていきます。空気というものは上から抜くのがやっぱり効率的です。

おすすめです。

つけて感じるデメリットはほとんどないので、新築時からつけておけばよかったと感じるアイテムです。値段も高くないし、超おすすめです。

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