非常のひと

工業系人間の日常。DIY精神で自分でやれば工具が手に入って、作業も楽しめて2倍お得。

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ミニ・クロスオーバー試乗記(タイムズレンタカーPLUS)

夕方乗ったので写真が汚くてすいません。
これもディーゼルかと期待したけど、普通の1.6L NAでした。


パッケージングについて

まず思ったのがドアハンドルが硬い。グリップ内側のボタンを押しながら開けるのだがボタンが硬い。自分の中で歴代硬いドア一位。


 椅子は思ったより小ぶりだが硬さやホールド性もそんなに悪くはない。シートの調整はリフターと角度のみ。少し高めにセットする。ボンネットが最近の車としてすごく見える。
ただフロントウィンドウが小さいので正直視界はよくない。特に左側面前がよく見えないので左折の時にかなり気になる。スイッチのギミックが多量にあり、一瞬戸惑ったが割りと常識的なスイッチ類なので、操作方法に悩むことはなかった。ただ慣れるとスイッチの操作性という意味では悪い。視界に全く入ってこないでかいセンターメータのためスイッチ類が総じて下に集中してる。あと気になったのがAT横のインジゲーターが右ハンドルだと全く見えない。メーターにインジゲーターは表示されるが単純にRに入れたい時に分かりにくい。これだとゲート式の方がいいなと思った。というよりも右ハンドル仕様のことなどどうでもいいのだろうという感じ。ミニって名前がついてるけどね。それはサイドブレーキの操作も同じで。グリップしながらグリップ中央のボタンを押すという動作なのだが、形状が悪く押しにくい。試しに右手でやってみたら操作しやすかった。


 後席については、想像以上に広くて好印象。アップライトに座るパッケージングのおかげで足元も広く感じる。サイドが切り立ったボディ形状で横も広く感じる。座面の柔らかさも適当で座ってて落ち着く。


 背もたれにヒモがあるので、なんとリクライニングするのか!と思いきや、荷室を増やすために垂直になるだけだった。ただしスライドはするので、チャイルドシートをつけつつ荷室も増やすといった使い方では便利そうだと思う。

一方リアのパーセルとシートに隙間ができるので、安っぽくもなるし、音や匂いといった面ではネガティブな事も多いので自分としてはついてて嬉しい装備ではないかな。
 内装の質感はレンタカーのため低グレードなのも影響して、かなり安っぽい。国産のBセグクラス。パイクカーとして考えると、まあコレでも気にはならない。ただ300万する車として考えるとどうなの?って思う。

 

荷室について


印象としては先日乗ったルーテシアと同じ位かと。普通に使う分には特に困ることはなさそうである。


アンダーボックスが結構容量あるので小物類はここに収まりそうである。ただその分、荷室高さが低い。後席倒してもフラットにならないのは別にいいと思うが、荷室高さがそんなにないのが使いにくそう。ルーテシアもそうだが、荷室幅が狭いのも少し気なる要素である。VDAの容積がいくらあっても床面積が小さかったり、荷室高さが低い車に荷物は乗らないのだ。

取り回しについて

車の大きさも小さく、四角いのとボンネットが見えるので基本的には良好。
ただ前述した左前の視界が悪いのと、ドアミラーの形状が凝ってて楕円形のため必要以上に良くはない。総じて箱の中に自分がいて穴蔵から外を覗いているという印象だ。

走行性能について

 まず思ったのが近年まれに見ることがないほど、がさつな音がするエンジンだということ。自分が最初ディーゼル?と外から思ったの納得である。
 トルクは近年のエンジンらしく、低回転から出てる。6ATも至って普通のトルコンAT。ピカソと印象としては同じというよりも悪くて、ズルズルっと変速してスパスパっとは、ほど遠い。ダウンサイジングターボじゃなくて、NAなんでちょっと期待してましたが、あっさり裏切られた印象です。マニュアルモードもインパネの数字は変わってるけどフェイルセーフが働いて全然変速しません。かわってもだるく滑ってつながってガララララ〜とがさつなエンジン音が響きます。このがさつなエンジンと広い室内に座っているとなんとなくFIT(2代目)と似てるな。アレを全体にグレードアップするとこれになるイメージ。
 ハンドリングについては、あえてゴーカートなフィーリング。左右のグリップが急に立ち上がってぱっと動く。そのためかステアリング中央はあえて不感帯な領域を作ってる。そこを過敏にするとまっすぐ走らせるのも難しくなるのだろう。
 一番関心したのはその不感帯を過ぎてグリップが立ち上がる領域のパワステの感触。
電動(だよね?)でも、ここまでできるんだと。ハンドルにタイヤのグリップがかかり始める感覚が手応えとして本当にリニア。その後も路面の感触を手応えとして感じさせる。電動パワステとしては一番好印象。
 次に関心したのはボディ剛性。ガシッとしてて箱の形状なんだけど揺さぶられることもなく抑えこんでる。乗っててボディが硬いなあと。路面が荒れてると逆にビシバシきて、少しはボディでいなしてくれてるほうがいいんじゃないと思うほどである。
 足回りについては、ゴーカートなハンドリングに対してかなり常識的。それなりのロールを許容して4輪を踏ん張って走る。割りと好み。リアサスも対してドタバタせず、ボディ剛性の高さも相まって小気味よく走れる。ミニとしてのキャラクターにはあってる。

総評

乗ってて感じたのは、なんか妙に古臭い車だなと感じた。いい意味でいうとレトロ。
ボディの剛性感や走りの質感なんかは確かにレベルが高いだけど、エンジンのがさつさや、ごちゃごちゃした内装、ギミックの多さなどが落ち着いた近代の雰囲気の車とは違うので、もしコレがミニという名前がついてなければ、ここまで売れたんだろうか?という疑問符がある。ただパッケージングなどは非常によく出来ていて、まともな実用車というミニ本来が持ってる資質については確かなので、ファミリーカー的な使い方で、ミニという記号が欲しければアリだなと思う。

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